日本の家電メーカーには世界初のものがたくさんある。電卓や壁掛けテレビ、ウォークマン、保湿機能付き炊飯器など。そんな中で日本の家電メーカーが転換期をむかえている。シャープはテレビ向け液晶パネル生産から撤退、ソニーは映画・アニメなどエンタメ業界に本腰を入れている、パナソニックはテレビ事業撤退を検討。苦戦の背景には中国メーカーの台頭がある。ハイアールのドラム式洗濯機の価格は7万円台。Roborockのロボット掃除機はカメラ・センサー、水ぶき・ブラシもついていて、28万5780円。ロボロックのロボット掃除機はルンバを抜いて世界売上1位となった。日本企業の復活のカギはイノベーションのジレンマ。既存技術の発展に注力しすぎて後発の技術革新に後れをとる現象から脱却しなければならない。