トルコ・シリア大地震はきょうで発生から2年となった。トルコ南部シリアとの国境近くで発生したM7.8の大地震。犠牲者はトルコで5万3537人、シリアで約6000人と合わせせて5万9000人余にのぼる甚大な被害となった。違法建築が見過ごされたことが被害拡大を招いたとされる。ハタイ県アンタキヤは壊滅的な被害を受けた。トルコ政府はこれまでに20万以上の住宅を再建し被災者に引き渡したとし、年末までに45万の住居・店舗などを完成させるとしている。エルドアン大統領は先月震源近くの街で新たに住宅を引き渡し“復興は進んでいる”と強調。ただ今も約65万人が仮設住宅での暮らしを余儀なくされている。仮設住宅で暮らすセルカンヤルドゥムジュさん(45)は僅か20平方メートルの広さに4人家族で暮らしている。ヤルドゥムジュさんが調理の仕事で得られる収入は月10万円足らず。政府から支給される月5000円余の支援金は今月で最後と通告。子どもたちの教育費がかさみ経済的な不安が尽きない。
トルコ・シリア大地震はきょうで発生から2年となった。スイセン農家のネジャティセファさん(50)は自宅やスイセンを売っていた店も失った。アンタキヤの人たちが慣れ親しんできた香り、ふるさとの香りは人々の安らぎになると再建を決意した。地震が起きた午前4時過ぎに開かれた追悼式典でも、花を市民らに配るなどした。シリアでも内戦などあって被災者支援が不十分な状況。
トルコ・シリア大地震はきょうで発生から2年となった。スイセン農家のネジャティセファさん(50)は自宅やスイセンを売っていた店も失った。アンタキヤの人たちが慣れ親しんできた香り、ふるさとの香りは人々の安らぎになると再建を決意した。地震が起きた午前4時過ぎに開かれた追悼式典でも、花を市民らに配るなどした。シリアでも内戦などあって被災者支援が不十分な状況。