中国・広東省深圳市はAIなどの先端技術の開発拠点として急成長しており、“中国のシリコンバレー”とも呼ばれている。一方で深圳市は人材派遣会社が多く集まり、バスターミナルには職を求める人が大勢集まっていた。今中国では若者の失業率が深刻化している。先月の失業率は18.9%に上昇。2023年12月以降で最も悪い水準となっている。江西省出身の廖雄辉さんは高校卒業後に働き始め、今年の春に仕事を求めて深圳に来たという。しかし4か月間定職に就けず、今は公園やネットカフェで寝泊まりしているとのこと。中国政府は失業した若者を雇用した企業に補助金を出すなど対策に乗り出してはいるが、事態の行方は依然として見通せない状況が続いている。