金属加工会社では従業員6人で半導体の検査装置の部品などを製造している。円安を追い風に1月~8月の売り上げは前年より約30%増えた。会社では1年ほどの間に月給を計10%引き上げた。日銀短観は大企業の製造業の指数は2期連続で改善した。自動車の生産が回復傾向にあることなどが主な要因である。また大企業の非製造業は6期連続で改善し約32年ぶりの高水準であった。一方中小企業の製造業はマイナス5ポイントと横ばいであった。福岡の運送会社は燃料の軽油の価格高騰が重荷になっている。取引先と交渉を重ね運送料を引き上げてもらったが今年度の業績はかろうじて黒字になる程度だという。しかし平均7%のベースアップに踏み切った。中国経済の減速にも警戒感が強まっている。