米国で日本のイチゴを武器に革命を起こそうと奮闘する開拓者Oishii Farm CEO・古賀大貴。もともとイチゴには輸出の壁が立ちはだかっていた。日本のイチゴが甘くておいしいのは海外でも有名で香港やシンガポールなどには高級イチゴが輸出されているが、問題となるのは傷みやすさ。輸送する際傷んでしまうため、広く世界に輸出できていない。世界進出を目指す古賀は更に事業を拡大しようとしていた。既存工場より4倍ほど大きい超巨大工場を今月から本格稼働させた。生産能力はこれまでの20倍。最新の工場ではイチゴを収穫するのはロボット。日本の安川電機のロボットアームが使われている。Oishii Farmの社員は現在およそ200人。植物の研究者だけでなく、デザイナーや米国の大手金融機関の出身者などさまざまなバックグラウンドを持つ人が集まる。Oishii Farmは今年2月、200億円の資金を調達(日本経済新聞)したが、それでも資金が十分に足りていないという。