- 出演者
- 佐々木明子 真山仁
真山仁は、彼がどういう話をするかと思っていたが、ビジネスだけじゃない熱い情熱が私の心を少しだけ溶かしてくれたと話していた。
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経済小説「ハゲタカ」をはじめ、さまざまな人間ドラマを描く小説家・真山仁が未来を切り開く開拓者に迫る。甘くておいしい日本のイチゴを武器に世界に挑む開拓者。巨大な起業からわずか数年で200億円を調達。オープニング映像。
東京・江東区の東京ビッグサイトで行われたSusHi Tech TOKYO 2024には国内外のスタートアップ430社以上が参加。フランス、スイスなど海外からも多くの企業が出展。Oishii Farm CEO・古賀大貴。慶應大学を卒業後、コンサルティング会社に入社。その後の留学先で農業と出会い、2016年に米国でOishii Farmを起業。ハイテクを駆使した農業が話題となり「イチゴ界のテスラ」とも呼ばれている。今年4月には世界のさまざまな分野の著名人が講演することで知られるTEDに招待されるなど今、注目の人物。
そもそもなぜ農業なのか?古賀大貴は、我々の世代はずっと生まれたときから日本は昔は良かった、もうダメだみたいな話を聞かされている、一方で海外に行くと日本っていまだに人気があって、もどかしさをずっと感じながら行きてきた世代、将来は日本のいいものを世界に証明するようなことをしたい、などと話していた。古賀は自身の工場のイチゴを、日本でもかなり高糖度と呼ばれるジャンルのイチゴなどと説明していた。
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植物工場はアメリカ・ニュージャージー州のバドワイザーのビール工場を居抜いて植物工場にした。工場の中には、何段にも積み上げられたイチゴの棚が並ぶ。LEDライトで作る明るさ。室温・気流・光の波長などを調整している。一般的なビニールハウスに比べて30倍以上の生産能力。Oishii Farmの古賀大貴は、農業は完全にグローバルなマニュファクチャリングに変わっていく、などと語っていた。
農業に革命を起こしたいとOishii Farm CEO・古賀大貴がたどり着いたカギを握る技術はハチの精密な管理。オイシイファームはハチの受粉技術を応用し、トマトの栽培、販売を開始。今後はメロンなどあらゆるものを栽培できる未来を目指す。Oishii Farmのイチゴはニューヨーカーがふだん通うようなスーパーでも売られている。米国・ニューヨークに店を構える創作料理の名店シェフズテーブルに最初に売り込んだ。
米国で日本のイチゴを武器に革命を起こそうと奮闘する開拓者Oishii Farm CEO・古賀大貴。もともとイチゴには輸出の壁が立ちはだかっていた。日本のイチゴが甘くておいしいのは海外でも有名で香港やシンガポールなどには高級イチゴが輸出されているが、問題となるのは傷みやすさ。輸送する際傷んでしまうため、広く世界に輸出できていない。世界進出を目指す古賀は更に事業を拡大しようとしていた。既存工場より4倍ほど大きい超巨大工場を今月から本格稼働させた。生産能力はこれまでの20倍。最新の工場ではイチゴを収穫するのはロボット。日本の安川電機のロボットアームが使われている。Oishii Farmの社員は現在およそ200人。植物の研究者だけでなく、デザイナーや米国の大手金融機関の出身者などさまざまなバックグラウンドを持つ人が集まる。Oishii Farmは今年2月、200億円の資金を調達(日本経済新聞)したが、それでも資金が十分に足りていないという。
未来に食を繋げるため信念を持って農業の変革を目指すOishii Farm CEO・古賀大貴のブレイクスルーは「反骨精神に一矢報いること」。一番根底にあるのは小さい頃から「日本は昔は良かった」ずっと言われながら抑圧されながら育ってきた、、そこに対して何か一矢報いてやりたいというのが根底にある、などと語っていた。
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