韓国のシン・ウォンシク国防相は「北朝鮮が準備を進める3回目の軍事偵察衛星の発射は月内にも可能だ」と述べた。北朝鮮は今年5月・8月の軍事衛星の打ち上げに何れも失敗している。打ち上げの失敗はロケットエンジンに問題があるとされていたが、シン・ウォンシク国防相は「ロシアの支援を受けてエンジンの問題をほぼ解消したと判断」と述べた。液体燃料注入に要する時間などを考慮すると発射までには1週間前後が必要で遅くとも月末までに可能だと分析している。北朝鮮が打ち上げに成功すれば監視能力を飛躍的に発展させ、韓国の軍事的優位が失われる可能性があると危機感を示した。