ソニーフィナンシャルグループの石川久美子さんの今日のドル円予想レンジは146.50~147.80円。石川さんは「ここ最近のFOMCメンバーの発言を見ていても、9月FOMCに関して差し迫った利上げについて言及する様子はありませんでした。ただ、11月・12月のFOMCでの追加利上げの可能性について言及する声は根強いです。インフレ関連指標はもちろん、賃金や家賃に関連する労働住宅関連指標などには毎回注目を集めるでしょう。9月のFOMCに関しては、FRBのパウエル議長の記者会見の内容が重要で、思惑の手がかりとして今週発表の経済指標はどれも注目されます。インフレ鈍化傾向を見せる中で、アメリカの利上げはあったとしてもあと1回と見られています。FOMCやその後のデータで、追加利上げがないとなれば、ドル円の動きに修正が入ると見られます。また、利上げが天井を迎えれば、同時に次の一手である利下げへの関心が高まります。仮に、9月のFOMCの経済見通しにおいて、利下げの開始時期の織り込み修正も相まって、ドル円の反応が非常に複雑になる可能性もあります」などと話した。