きょうの東京株式市場は、米FRBが政策金利を0.25%引き下げると決めたことで、先行き不透明感が和らぎ買い注文が広がっている。日経平均株価は一時500円以上値上がりし、取引時間中の最高値を更新した。FRBのパウエル議長は、インフレ再加速のリスクがある中でも雇用の一段の減速を防ぐことを重視したと強調した。今回の決定には12人のメンバーのうちトランプ大統領に近いミラン理事が反対し、0.5%の引き下げを支持したが、パウエル議長は広い支持はなかったと述べた。会合参加者19人による政策金利の見通しでは、年内にあと2回の利下げが行われるとの想定が示された。