和歌山県白浜町のテーマパークで飼育されているジャイアントパンダ4頭が、日中の保護共同プロジェクトの契約期間が満了することに伴い、きょう、中国に返還される。きのうは一般の来園者がパンダを見ることができる最終日で、多くの人が訪れ、別れを惜しんだ。多くのファンが開園と同時にパンダのもとに詰めかけ、美味しいそうに竹を頬張る姿を目に焼き付けた。テーマパークには思い思いのメッセージを書き込める横断幕が用意されていた。お別れのセレモニーも開かれ、およそ3000人が参加。4頭はきょう白浜町を出発して、中国 四川省にある繁殖施設に返還されることになっている。国内で飼育されるジャイアントパンダは、東京の上野動物園の2頭のみとなる。アドベンチャーワールドの今津孝二園長は「これまで私たちが関わっていた20頭のパンダたちに、本当にありがとうと声をかけたい」などと述べた。