米国・カリフォルニア州の国立公園には、世界最大の木と呼ばれるジャイアントセコイアが群生している。南北戦争の英雄にちなみ“シャーマン将軍の木”と名付けられた木は、樹齢およそ2200年高さは85mに及び今も成長している。今回、初めて健康診断を行った。世界最大の生命体ともいわれるジャイアントセコイアだが、樹木の中にキクイムシと呼ばれる小さな虫が入り込むと、わずか半年ほどで枯れる恐れがある。近年、気候変動などの影響で頻発する干ばつや山火事。ジャイアントセコイアもその影響を受け、過去5年で全体の20%が失われた。