ジャカルタ支局の吉元支局長に話を聞く。遺骨収集事業について視聴者から「国や個人が代々引き継いできた『バトン』のようなものだと思う」などのコメントが寄せられた。吉元支局長は「戦争で多くの人が犠牲になったという現実をこれまでで最も強く肌で感じた」、調査の課題について「遺骨が眠っている場所を特定するのが年々難しくなっている」などと述べた。日本政府は遺骨収集を“国の責務”と位置づけ2029年度までを事業の集中実施期間と定めて対策に取り組んでいる。この5年間に日本人の可能性が高いとして遺骨の一部が日本に送られたのは100人~200人分程度。パプア遺骨収集派遣団・松本団長は「だんだん戦争が風化することもあるので若い人たちにぜひ参加してもらえたらと個人的には思う」と述べた。
