JSRはJICによる買収の受け入れを発表した。JSRは元々合成ゴム開発の国策企業として創業した。その後民間企業となり販売を始めたのがフォトレジスト。このフォトレジストの事業が拡大し現在世界シェア約3割を握るトップ企業となっている。買収についての協議が加速したのは去年後半でJSR側から身売りを打診したという。背景にあったのは半導体競争の激化であった。巨額の研究開発投資を続けるために政府系ファンドの傘下に入り安定した支援を受けることを決断した。池内CEOは買収の狙いについて「建設的・長期的に投資ができる」などと話した。また池内CEOは巨額買収の目的は半導体業界の再編だと明かした。バリューアクトは今回の買収について支持を表明した。