和食をことなく愛するジャーナリスト、マイケル・ブース。家族とともに3か月日本を旅し和食を食べ尽くした。著書「英国一家、日本を食べる」は日本でもベストセラーになった。マイケルル・コルドン・ブルー パリ校やロブションなどで修行。和食に興味を持ったきっかけは「Japanese cooking 新装版 A simple art」という本だった。この本にはレシピだけではなく、食文化やその背景にある哲学についても書かれている。一生的だったのは「日本人は日本料理の伝統をほとんど知らず、その素晴らしさを後世に残そうともしていない」という一節だった。マイケルは「急いで取材をしないとと思った。日本の伝統的な食文化を見て体験できる最後のチャンスだと思った」などと話した。こうして2007年、マイケルは家族4人で来日し北海道から沖縄を回った。高級料亭から居酒屋まで何でも食べて見るをモットーに食べ尽くした。特に懐石料理の美しさには度肝を抜かれたという。その会席料理を食べた店が和食を無形文化遺産に導いた料理人、村田の料亭だった。2013年、和食が無形文化遺産に登録されると、マイケルは再び家族とともに来日した。今度は食材や食文化についての取材だった。マイケルにとって1番大きなテーマが日本人にとっての米だった。これを理解しなければ和食を理解できたとは言えないと、2015年、マイケルは米農家・古川勝幸さんのもとを訪れ取材し稲刈りなどを体験した。2016年、マイケルはティーンエイジャーにせいちょうした息子たちと、再び古川勝幸さんのもとを訪れ、子どもたちと一緒に田植えを手伝った。