2024年7月5日放送 22:00 - 22:54 テレビ東京

ガイアの夜明け
【ニッポンの食 負けられない戦い】

出演者
松下奈緒 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

ニッポンの食 負けられない戦い!
“美食のW杯”に挑む! 最強!? 日本代表チーム

東京・丸の内にあるサンス・エ・サヴールの副料理長である貝沼はフランス料理の世界大会日本代表の座を掴んでいた。フランス・リヨンで開催されるボキューズ・ドール国際料理コンクールは世界各地の予選を勝ち抜いた新進気鋭の料理人とアシストするチームで競っていく。過去20回開催され、日本代表がメダルを掴んだのは2013年の3位のみであり、優勝することは日本フランス料理会の悲願である。3月、貝沼はフランスの伝統的な料理「スズキのパイ包み」を現代風にアレンジすることに挑戦していた。貝沼の料理をジョエル・ロブション総料理長の関谷、レストラン「HAJIME」オーナーシェフの米田が貝沼の料理をチェックし協力していた。酷評を得た貝沼は迷いが出てしまったと自己分析した。大会では課題となる食材が毎回異なり、指定された食材を制限時間5時間30分で調理し、大皿盛り・15人分の前菜・メイン・デザートを完成させる。昨年の審査員を務めた米田は、出場者は自費で練習し、仕事の合間にやるしかないが、海外は国が支援し、1年間練習に没頭できる環境にあり差が生じているなどと語った。

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HAJIMEサンス・エ・サヴールジョエル・ロブションスズキのパイ包みフランス国家最優秀職人章ボキューズ・ドール国際料理コンクールリヨン(フランス)丸の内(東京)
最強の代表チームが始動!

5月、貝沼はフランス料理の定番であるローストチキンに挑戦していた。前回貝沼は見た目にこだわり過ぎていたため、基本に立ち返り素材の味を前面に活かそうとしていた。試食した米田は前より良くなっているが、まだより美味しくでき、香りの強い野菜があってもいいなどと助言した。貝沼は地元・新潟の専門学校を経てこの業界に入り、2022年の国内予選で日本代 表となった料理人のアシスタントに就き、自身も大会に出ることを志した。そして日本代表となった貝沼を優勝させるために最強のチームジャパンを結成し、日本歴代最高位の3位に輝いた浜田らも参加していた。5月下旬、貝沼は大阪にある米田の店「HAJIME」に訪れていた。米田は理系大学を卒業し、PC関連の仕事に就くが26歳で子供の頃の夢であった料理人に転身し、30歳でフランスへ渡り星付きレストランで腕を磨き、2018年にHAJIMEをオープンさせると、世界最速でミシュラン三つ星を獲得した。HAJIMEで研修を受けた貝沼は米田と弟子たちの阿吽の呼吸で料理を仕上げる姿などを学んだ。米田は大会の審査基準は三つ星になるため、貝沼にはそれを知ってほしいなどと明かした。研修3日目、貝沼は盛り付けの輪の中に進んで入り込んでいた。

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若き日本代表 三つ星で修業!

貝沼は米田の店「HAJIME」にて引き続き研修を受けていた。肉の火入れ方法を学んだ貝沼は、通常ならそこまで外部の料理人に教えることはなく、手法全てが料理人の財産・人生なのだなどと語った。貝沼は店の料理構成を確認し、スムーズに盛り付けに参加するよう目指していた。研修最終日、貝沼はわずか5日間でほとんどの料理の盛り付けが出来るようになっていた。6月中旬、貝沼は東京に招集されたチームジャパンと会合していた。9月にアジア・パシフィック予選が中国で開催が決まり、貝沼らは世界大会に進出できる上位5ヵ国を目指し、資金面では問題もある中、貝沼は試作作りに集中した。

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世界トップへ…人気店の秘策

大阪・泉佐野市にあるりんくうプレジャータウン シークルにある「河内らーめん 喜神」は7割が外国人観光客となっている。1番人気は天ぷらとラーメンを合体させた「大海老の天賦らーめん(超特上)」であり、きらくの専務である辻野が生み出した。きらくでは9業態・75店舗を展開しており、年商約60億円で長年地元に愛されている。この日、きらくでは全店長会議が行われ、辻野は日本食はイタリアの次に世界で人気があるのだと説明した。1972年、1軒の食堂から始まったきらくは辻野の祖父母が創業した。辻野は証券会社を経て25歳できらくに入社し、ヒットメニューや新業態を開発してきた。日本企業が海外出店しても品質・コスト管理が難しく撤退する例が後を絶たない中できらくは国内で堅実な経営をしてきた。一方で辻野は国内の人口減少から客減少は免れず海外に輸出していくべきだと考えていた。そんな辻野は新たに冷凍食品専門店となるフローズンドアをオープンさせていた。フローズンドアでは各店人気メニュー40種類を冷凍商品化し、全てを併設調理場で手作りしている。青山グランドホテルは外国人観光客に人気が高く、きらくの冷凍食品を起用していた。辻野は冷凍食品を海外輸出することで本物の日本食を届けたいと考えていた。

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FROZEN DOOR 富田林店THE AOYAMA GRAND HOTELきらくりんくうプレジャータウン シークル大海老の天賦らーめん(超特上)富田林市(大阪)河内らーめん 喜神 シークル店泉佐野市(大阪)港区(東京)
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高級寿司をマル秘技術で世界へ!

辻野は大阪市北区にある「鮨 高橋謙太郎」の高橋は海外進出を考えていたが他人に任せることのリスクを考え、冷凍寿司を世界に持っていくほうが楽しさもあるなどと考えていた。6月上旬、辻野は高橋の寿司を冷凍食品にするプロジェクトを開始していた。この日、高橋の寿司を既存の方法で冷凍したが、辻野たちは失敗し方法を探ることにした。12日後、辻野はネタとシャリの温度差を付ける必要から特殊な解凍方法をアイデアで両立することに成功した。そして辻野は高橋とともに海外進出の第一歩を歩き出した。

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北区(大阪)鮨 高橋謙太郎
世界への登竜門で挑戦!

7月1日、辻野は高橋とともに台湾・台北市に訪れ、海外での初テストに挑んでいた。高級寿司店など30店舗を経営する初魚の面々は辻野たちの冷凍寿司を試食し、眼の前で握った寿司と遜色ないなどと評価した。辻野はこれが日本の味なんだと感動させるレベルまで持っていくのが自分の使命などと語った。

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きらく初魚台北市(台湾)
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