米国大統領選挙に向けた与党民主党の全国党大会は2日目。全米各州・自治領から集まった代議員が”ハリス氏を大統領候補に指名”することを改めて確認した。民主党は今月初め、すでにオンラインで代議員による投票を行い、ハリス氏を指名しているが、党大会の場で改めて結束を誓った形。ハリス氏はウィスコンシン州の選挙集会の会場から映像を繋いで勝利への意気込みを示した。続いて演説を行ったのはオバマ元大統領夫人のミシェル・オバマ氏。そして今も根強い人気があるオバマ元大統領が演説した。オバマ元大統領はトランプ前大統領について社会の分断を招いていると批判し、ハリス氏への支持を呼びかけた。一方トランプ前大統領はハリス氏の批判を強めた。トランプ氏は19日、大統領選で勝利した場合、イーロン・マスク氏を要職起用する考えを示したのに続き、「第3の候補」で、ケネディ元大統領の甥であるロバート・ケネディ・ジュニア氏が選挙戦撤退なら要職に起用を検討するとした。選挙戦の激しさが増す中、ケネディ氏の支持層の取り込みを図る狙いもあるとみられる。