日米財務相会談では為替などについて協議され、ベッセント財務長官は「為替レートに関する議論ができたことを嬉しく思う」と話している。加谷さんは「ベッセント財務長官は本当に金融のプロで、かつては世界で最も獰猛で攻撃的だというヘッジファンドを率いていた方で切れ者なんですね。イギリスの中央銀行に真正面から戦争を挑んで、中央銀行を打ち負かす離れ業をしたので、金融業界では恐れられている方なんです」などと話した。ベッセント財務長官は、イエール大学卒業後に投資の世界に入り、ジム・ロジャーズ氏とジョージ・ソロス氏に師事した。1992年にイギリス中央銀行と争い、ベッセント氏らのチームは10億ドル以上の利益を獲得し、ウォール街で「静かな殺し屋」の異名を持つという。