アメリカではウクライナ支援のためにバイデン政権が議会に求めている、3兆5000億円規模の追加予算を巡って、野党の一部から批判の声があがっている。そんな逆風の中ワシントンを訪問したゼレンスキー大統領は、「上院議員たちと力強い意見交換が出来た」などと話した。一方会談でバイデン大統領は、約480億円規模の新たな軍事支援を表明。さらに次週にエイブラムス戦車がウクライナに届けられるとした。エイブラムスは高火力で機動性にも優れるが、故障の頻度が高くメンテナンスも求められるとのこと。またロシア軍が形成した塹壕や防衛線の影響で、投入されてもすぐに反転攻勢のスピードが上がらないのではとの見方も出ている。加えて今回の首脳会談では、ウクライナが求めた「ATACMS」の供与が見送られたとのこと。