ドイツ証券の小川和宏さんのドル円予想レンジは159.00円~160.00円。小川さんは「本日は介入警戒感の中、下値では買い需要が強く、底堅い展開を予想。30日に選挙を控えるフランスでは、極右は財政現実路線の一方で、左派連合は財政拡張路線となっていて、政権選択に注目が集まっています。EUはフランスを含めた7カ国にEDP(過剰財政赤字手続き)を発動。健全化に向けて協議が進められる予定です。金融政策は緩和的にならざるを得ない。この組み合わせはユーロ安。アメリカはバイデン大統領、トランプ前大統領ともに財政拡張的。トランプ大統領になった場合は関税引き上げ、アメリカはエネルギー輸出国、産油国で、世界的地政学リスクの高まりから防衛産業の需要増加の一方、金融政策では物価下落が緩慢な中、高金利が長くなるとドル高が続きそうです。このポリシーミックスの組み合わせはユーロ売り、ドル買い圧力となります」などと話した。