11月の米国大統領選挙に向けて、4年ぶりの直接対決となった27日のテレビ討論会。経済を巡って、バイデン氏が「多くの雇用を創出した」と誇る一方、トランプ氏は「インフレが私たちの国を殺そうとしている」と批判。不法移民対策などでも議論を戦わせたが、互いに「史上最悪の大統領」と罵り合う展開。またバイデン氏の声にも注目が、バイデン氏は風邪をひいていたと報道されているが、米国メディアは「81歳と高齢のバイデン氏が候補者として戦うことへの不安が民主党内に広がった」と伝えている。視聴者には、どう映ったのか。ニューヨーク・マンハッタンのバーでは、仕事帰りの方々が2人の討論を固唾をのんで見守っている。ニューヨークは民主党支持者が多い土地柄だが、バイデン大統領の支持者は「がっかりした」と話す。複数の米国メディアは「トランプ氏の発言には根拠を欠くものが多かった」とも伝えているが、CNNテレビの世論調査では、67%の人が今回の討論会でトランプ氏が勝利したと答えている。