米国大統領選挙。今月6日、激戦州の一つのペンシルベニア州を皮切りに副大統領候補に指名したウォルズ氏との本格的な選挙戦をスタートさせたハリス氏。一方、2020年の選挙でバイデン大統領にこの州で敗れたことが政権を失う一因にもなったトランプ氏も支持拡大を狙う。ことし3月まで、トランプ氏と共和党の大統領候補指名を争ったヘイリー元国連大使。共和党の支持者の中でもトランプ氏を嫌う穏健派の受け皿としてペンシルベニア州の予備選挙では撤退したにもかかわらず、全体の16.6%にあたる、およそ15万8000票を獲得。7月にはトランプ氏の要請に応じ、共和党大会に来たヘイリー氏は自らの支持者に対し、11月の選挙ではトランプ氏に投票するよう呼びかけた。一方、ネット上ではトランプ氏を支持しないヘイリー氏の支持者の一部がハリス派のヘイリー支持者というグループを結成。最新の世論調査で、トランプ氏を猛追するハリス氏。一時、4ポイントほどあったトランプ氏のリードは現在、わずか0.1ポイントとなっている。