党大会の初日、民主党は事実上の公約となる党の政策綱領を採択した。内容については第1章では貧困層や低所得者の底上げ、中間層への支援による経済成長などを掲げている。また、人工妊娠中絶については、中絶の権利を全米で認める法律の可決を目指すと明記。外交では、中東情勢に関してイスラエルの安全保障に対するアメリカの関与は揺るがないとした上で、イスラエルとパレスチナの「2国家共存」による和平の実現を目指す立場を示している。移民政策については、国境管理のための国境警備員の増員や難民制度の改革や合法的な移民を拡大していく方針を打ち出している。この政策綱領はバイデン氏が選挙戦からの撤退を示す前に作成された。「バイデン氏の2期目では」というフレーズは20回近く使われていて、またBidenの表記が280回以上出現しているのに対して、Harrisの名前は30回ほどとなっている。共和党のトランプ氏は自身のSNSに民主党を揶揄する内容の投稿をした。