若者を中心に保守の理念を浸透させようと活動しているターニングポイントUSAの代表を務めるチャーリー・カーク氏は、愛国心に基づいた社会を築くべきだと訴えている。ターニングポイントUSAは全米に3500を超える支部を持つまでに発展し、トランプ氏が掲げるアメリカ第一主義に共鳴している。ターニングポイントUSAで活動するエグロフさんはリベラルな家庭で育ったが、次第に保守思想に惹かれアメリカ第一主義を一貫して掲げるトランプ氏の方がリーダーとしてふさわしいと考えるようになった。仲間との話し合いでは、バイデン政権のままでは経済的な不安が大きく将来に希望が持てないとの声があがった。ハーバード大学が若者に行った世論調査で、課題だと思うことの上位にはインフレや住宅問題などが並んだ。この調査では若者の民主党離れが進んでいることもうかがえる。2020年9月の調査ではバイデン氏に投票するとした若者は50%に達したが今年3月の調査では45%に減少。トランプ氏に投票するとした若者は26%から36%に増加した。