トランプ政権への移行を控え、米国バイデン大統領との首脳会談となったが、どんな狙いがあったのか。政治部官邸キャップ・太田雅志の解説。双方政権が変わっても、日米関係は強固だという姿を内外に示す狙いがあったと思う。あわせて行った日米韓3か国の首脳会談で、さらなる連携強化の調整を担う事務局を設けることになった点からは、トランプ政権になっても3か国の枠組が崩れないよう環境整備を図ろうという思惑が見てとれる。一方、石破総理がトランプ氏との関係作りに向けて調整していた会談は、現時点では固まらず、政府関係者は次の機会を探ることになるかもしれないと話している。対中関係について。