アメリカ・トランプ政権の関税措置をめぐり、ワシントンで閣僚交渉に臨んだ赤澤経済再生担当大臣がきょう午後帰国し、総理大臣公邸で林官房長官も同席して石破総理大臣と会談。アメリカ・ベッセント財務長官らとの閣僚交渉を報告し、今後の戦略について意見を交わした。赤澤大臣は記者団に対し、閣僚交渉の進展があれば首脳間で合意に向けて意見を交わすこともあり得るとの認識を示した。日本政府は国益を最優先とする姿勢は堅持しつつ、来週カナダで開かれるG7サミットにあわせた首脳間合意を視野に交渉を進めている。赤澤大臣は現時点では一致点を見いだせていないとしていて、政府は合意に向けた道筋を探ることになる。