赤沢経済再生担当大臣は、ワシントンで約65分間にわたりラトニック商務長官と会談した。16日の日米首脳会談後初めての協議で、貿易の拡大や非関税措置、経済安全保障面での協力などについて「実りのある議論を行った」という。赤沢大臣は当初きょう帰国する予定だったが、滞在期間を延長してベッセント財務長官との協議を模索している。相互関税上乗せ分の一時停止期限である来月9日に向けて、どこまで議論を進められるかが焦点となる。ベッセント氏はFOXビジネスのインタビューで、「18カ国の主要な貿易相手国のうち10~12カ国と合意できれば、9月1日までに交渉をまとめることが可能だ」と述べている。これまでに日本については言及していない。