円相場の鍵を握る人物であるベッセント財務長官が取材に応じた。日本との円買い協調介入したアメリカ政府の狙いについてベッセント財務長官は、日米連携の象徴的な意味合いがあり、アメリカとしては日本の政策運営への信頼を市場に示したかったなどと明かした。本格的な円安の是正に向けては、ベッセント財務長官は日本の政策が着実に実施されると確認する必要があり、過度な円安が解消されれば物価上昇も低下に向かい日本経済や円は好循環に入っていけるとした。焦点となる日銀の利上げについて、ベッセント財務長官は植田総裁には絶大な信頼を寄せており、日本経済にとって最善の措置をとると確信しているとした。市場では日銀による追加利上げを期待する発言とも見られている。ベッセント財務長官はこれまでも日本の経済政策に注文を入れており、今年1月には片山財務相らに日銀が適切に金融政策を運営すべきだなどと迫っている。今回のベッセント財務長官の発言について日銀内では金融政策は経済・物価の情勢を踏まえてその都度判断していくことは変わりないが、金融市場で利上げ観測が少しずつ高まっていることもあり、発言をどう受け止めるかは考える必要はあるとしている。片山財務相は日米間で政策の理解については信認があるとした。
