大分県豊後高田市で聞き込み調査。庭が広くピンクとブルーの家で、これからも残してほしいものだという。名前の上がった買い主の元へ向かう。大きな木造の平屋の横には大きな庭も。出迎えてくれた山田照子さん。どんな家か拝見させていただく。山田さんが買ったのは廃校になった小学校。かつてこの地域の学校で、本校まで遠く通学が困難な子どもたちのために作られ、主に低学年の生徒が通っていた。建物自体は1954年に建てられた半世紀以上前のままなのだとか。その廃校を山田さんは1991年に購入。以来35年間自宅として暮らしている。ストーブも昔のままで置いてある。教室意外も学校だった頃の名残が残っている。入口のベルは、当時授業の開始を知らせていたもの。玄関はかつての職員室。カラフルな壁の外観も昔のまま。1939年生まれ、豊後高田市で育った山田さんは19歳で結婚。夫の仕事の都合で北海道に移り住んだが、いつかログハウスに住みたいと夢見ていたという。すると、1991年にこの学校が売りに出ているという話を聞き、ログハウスに近い木造だったことから購入を決意。購入金額は500万円だったという。だがトイレや台所とか直すのに3000万円以上かかったという。今は市内で働く息子と2人暮らし。夢だった暮らしを手に入れたが、築70年の廃校には思いもよらぬ苦労もあったという。元校庭だった庭の草取りは毎日の日課。さらに、夏場は虫対策が欠かせないという。生きがいとしているのが趣味の絵画の時間。毎年11月に市内で開かれる絵画展に出品するほどの腕前。絵画展では油絵で作品を仕上げている。これまで描いてきた作品を見せてもらった。廃校ならではの楽しみが、かつて通っていた卒業生の来訪。山田さんにとってこの買い物は「自然があって面白い。新しい家だったら今日みたいに人が来ない。だからよかったなって今頃思う」などと話した。
