アメリカのフェルナンデス国務次官は先月27日、韓国とモンゴルの3か国による協議を行った。アメリカの狙いはモンゴルの豊富な資源だとみられている。モンゴルは世界有数の鉱物資源保有国として知られ、アメリカにとってはその重要性が高まっているとのこと。またモンゴル接近の動きはアメリカの民間企業の間にも広がっている。先月5日にはテスラ社のイーロン・マスクCEOが、モンゴルのオヨーンエルデネ首相と対談した。電気自動車に使われるレアアースが豊富なモンゴルは、アメリカ企業にとっても魅力的な国に映っているとのこと。一方で中国はアメリカのモンゴルへの接近を警戒している。習近平国家主席は先月27日、オヨーンエルデネ首相と北京で会談。会談で習主席は中国がモンゴルにとって信頼できるパートナーであることなどを強調した。