日本時間きのう、第96回アカデミー賞ノミネート発表が行われた。長編アニメ映画賞にノミネートされたのは宮崎駿監督の10年ぶり長編アニメーション映画「君たちはどう生きるか」。北米週末興行収入ランキングで日本オリジナル作品として初の1位を獲得。今月発表されたゴールデングローブ賞では日本映画として初めてアニメーション映画賞を受賞。アカデミー賞を受賞すれば同じく宮崎監督の「千と千尋の神隠し」以来21年ぶりの快挙となる。ノミネートを受けて鈴木敏夫プロデューサーは「「千と千尋の神隠し」に引き続き2度目のオスカーがもらえたら、本当に嬉しいです」とコメント。国際長編映画賞には役所広司さん主演の映画「PERFECT DAYS」。東京・渋谷の公共トイレを舞台に役所さん演じるトイレ清掃員の日々が描かれている。受賞すれば日本作品としては濱口竜介監督の映画「ドライブ・マイ・カー」以来2年ぶりとなる。視覚効果賞には全米での歴代邦画実写作品で興行収入1位を記録した映画「ゴジラ-1.0」。手掛けたのは「ALWAYS 三丁目の夕日」など最新のVFX技術を駆使して観客を魅了してきた山崎貴監督。ゴジラが銀座の街を歩くなど迫力あるシーンを見事に表現している。これまで「スター・ウォーズ」や「アバター」など世界的名作が受賞していて日本映画がこの賞にノミネートされるのは初の快挙。歴史的な瞬間に制作チームは大興奮。授賞式は3月10日(現地時間)に開催。