スウェーデンのストックホルムで始まったアメリカと中国の高官による貿易協議。アメリカ側からはベッセント財務長官や通商代表らが、中国側からは何立峰副首相などが参加。ロイター通信によると、29日、2日目の協議が始まったと伝える。両国は今年5月に互いに課していた追加関税を大幅に引き下げ、このうち24%については90日間停止した上で協議を進めている。ベッセント長官は24%分の関税の停止期限を3か月間延長することができるとの見通しを示す。関税措置の延長が焦点の1つ。ベッセント長官は中国がロシア、イランから原油を輸入など安全保障も含め幅広いテーマを取り上げるとの意向を示している。トランプ大統領は訪問先から各国への関税措置をめぐる交渉について言及。イギリス・スターマー首相との会談の場で、記者団の取材に応じる。事実上の交渉期限来月1日を前に複数の国々と協議を行っているとした。合意のない国について、(基本的な)関税を設定することになる。関税率について、15~20%の範囲だろうと述べる。