警察庁によるとストーカー被害の相談・通報は去年1万9567件と引き続き多く、ストーカー規制法に基づき、つきまといなど禁止する禁止命令は2415件で最多。またスマートフォンのアプリなどにより居場所を特定されたと相談が急増。中でも喪失防止タグの持ち物などに取り付けられ居場所を把握されたとの相談が370件と急増。現在の法律では取り付ける行為の規制はできず、警察庁はタグ悪用し、位置情報を把握する行為を法整備含め対策を検討している。川崎市でストーカー被害を周囲にうったえていた女性の遺体が見つかり、元交際相手が逮捕・起訴されているが、ストーカー禁止法に基づく、警告・禁止命令は出されていなかった。警察庁は被害者の安全確保を最優先の対処、改めて徹底をと全国の警察に指示した。