ウクライナのアニメ映画「THE STOLEN PRINCESS」は売れない俳優の主人公と王女が恋に落ち、困難を乗り越え、悪の魔法使いに立ち向かうファンタジー映画。この映画を配給するプロデューサーの粉川なつみさんは映画の配給会社に勤めていた一昨年にこの映画と出会った。しかし、持ちかけた勤め先の会社では買い付けは叶わず、粉川なつみさんは会社を辞めて自分で映画を買おうと決意した。ウクライナの映画制作会社のイェブヘン・ドラチョフさんは粉川さんほど親身になってくれた人はいなかったなどと話した。粉川なつみさんは子どもたちに観てほしいという思いから日本語の吹き替えにこだわったという。また、ウクライナの大学で日本語を学び、日本で声優を目指していたドミトリー・クドリャフツェフさんを出演させた。6月には都内で試写会が行われ、好評だった。映画は今月22日から少なくとも29都道府県で公開予定。