今から100年前、アメリカ軍で流行した「スペイン風邪」。その病は第一次世界大戦を戦った兵士を通じて拡大し、世界で5億人が感染し4000万人以上を死亡させた。この影響は第一次世界大戦の講和会議にも及び、後のドイツにある男を生み出すことになる。未知のウイルスとの戦いに挑むことになった人類はワクチンという希望と生物兵器という恐怖を作り出した。現代で猛威を振るう新型コロナウイルスのワクチン開発、そのきっかけともなったスペイン風邪。今回はそのパンデミックから始まった、恐怖の連鎖の物語を取り上げる。
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