専門家の小川真如氏とともに米不足問題について伝えていく。備蓄米放出のスケジュール。2月14日、入札の実施概要を公表。3月10日〜12日、入札公告を実施。中旬、落札者に引き渡し開始。下旬以降、小売店などで販売という。売り渡す銘柄は、41品種。2024年産10万トン、2023年度5万トン、初回15万トン放出。入札対象者は、玄米仕入れ量が年5000トン以上の大手集荷業者。これまでにJA全農などの集荷業者が参加意向を示している。備蓄米がちゃんと流通に回っていることを確認するため、落札業者に販売先、量、金額を隔週で報告するよう求める。実際に店頭に並ぶのは早ければ3月下旬の見通し。新潟県内の農業法人は「たったの15万トンでは足りない」とコメント。小川氏は元々備蓄米は流通の目詰まりが理由だったが、農水大臣も消費者のためにと放す様子が見られるなど政策が混乱してしまっていると指摘。実際にスーパーではコシヒカリ5kgほどで4190円ほどという状況となっていて、これは去年1月の倍近い価格となっている。備蓄米放出が伝えられた後も価格が高騰する様子が見られる。小川氏はすでに高値で仕入れた米なので高騰が続いているのではないか、備蓄米の放出が表明されたので3月末以降は今後は価格が落ち着いていく可能性は高いと見ている。一方で農家からは値段は放出後も変わらないのではないかといった声も聞かれている。アンケートでは米の納得する値段について、2000円台が55.6%などとなった。育ち盛りの子どものために週5kgが必要との声も聞かれる。価格が高い状態が続くとコメ離れが起きてしまう可能性もあるとの話も聞かれる。日本経済新聞によると、米不足への懸念の中ですでに2025年産の米の取り引きも加熱してしまっているという。
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URL: http://www.izumi.co.jp/
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