東京・新宿の屋上にあるベース基地では、大都会では絶滅寸前の在来種・ニホンミツバチを育てている。7月中旬、ベース基地を訪れると2つの巣箱のうち1つがセイヨウミツバチに襲われていた。盗蜂と呼ばれ、巣箱の蜂蜜を盗みに来ていた。巣箱の周囲には喧嘩にしたと思われるニホンミツバチが多数死んでいた。セイヨウミツバチに襲われた巣箱にはほとんどニホンミツバチの姿はなく、残る1つの巣箱を守るために対策を打った。8月下旬、セイヨウミツバチは退散していたものの、巣箱は空っぽになってしまった。そこで、新女王バチをつくって群れを2つに分けることにした。人工的に新女王バチをつくる方法があるという。