漁業者にとって厄介者とされているヒトデの特徴を活かしてビジネスに展開する取り組みを紹介。東京・台東区の区役所ではビルの緑化方法を展示しているが、カラス被害に困っていた。 そこで、カラスよけに使っているのがヒトデを使った塗料。ヒトデ成分を抽出した液体に紫外線をあてると光ることが分かっていて、カラスには紫外線が見えることから景観に影響を与えずにカラスを追い払えるという。塗料を開発した北海道の廃棄物処理業者は、ヒトデ処理に苦慮していた海沿いの自治体に相談されたことがきっかけで開発したという。また、抗菌効果もあるとして、デング熱が流行しているスリランカでヒトデ成分の入った石けんを現地で使用し予防に効果があるか検証するという。