セブン&アイ・ホールディングスのSDGsへの取り組みを紹介。セブンカフェのコーヒーマシンでは2013年からコーヒーの発売を開始し、昨年までに約80億杯を売り上げている。しかし、コーヒーには2050年問題というものがあり、気候変動によるコーヒー豆の品質・生産量の低下、生産者の減少が予想されている。今も増え続けるコーヒー消費量にコーヒー豆の生産が追いつかなくなる可能性があるという。セブンカフェはコーヒー豆生産者の産地の課題に適した対応をしている。グアテマラについては産地の家族が色んな問題を抱えている。学校を設立したり、文房具・学習用具の寄贈を行っているという。コロンビアには節水型の設備を提供している。コーヒー豆の生成に大量の水を使うため、それを解決するような機械を寄贈しているという。タンザニアとエチオピアには豆の乾燥設備を寄贈。続いてはイトーヨーカドー。店舗のサービスカウンターで使用済み食用油回収専用ボトルを無料で渡している。家庭からの廃油は事業系の廃油に比べ、リサイクルが進んでいなかった。イトーヨーカドーは9月1日から都内全店舗で廃食油の回収を開始。これまでに約5400本分を回収。回収した廃油は石鹸になる。他にも化粧品やインクの原料にもなっている。将来的にはSAF(持続可能な航空燃料)への再利用も構想にあるという。