カナダのコンビニ大手アリマンタション・クシュタールはセブン&アイHDの買収提案を巡り「誠意が感じられず建設的な協議に応じる姿勢がない」と対応を批判し、7兆円規模の買収提案を撤回することを発表した。セブン&アイHDの株はきのう売り買いが一時停止となった。午前10時過ぎに再開すると売りが先行し、終値は前日比202円安の2007円に下落した。セブン&アイHDは「不本意。数多くの誤った記述について賛同しかねるものの、想定され得たものとして受け止めております」とコメントし、単独で企業価値を向上させる方針。アメリカで店舗数1位のセブン&アイHD(約1万2000店)と2位のクシュタール(約7000店)が統合することは独占禁止法上の懸念があるとして、2000以上のクシュタール店舗売却などの案を提示していた。