ニューカレドニアはフランスにとって軍事の拠点であると共にと経済面でも重要な地域となっている。2019年にはフランス国防省による「インド太平洋におけるフランス防衛戦略」としてニューカレドニア地域に特化した国防戦略を初めて発表している。経済面では豊かな漁場とレアメタルなどの豊かな地下資源があるとされている。そんな中でニューカレドニアへの影響力を強めている中国の存在がありニューカレドニアの独立派に接近している現状がある。日経電子版によると中国系住民らで組織する「中国・カレドニア友好協会」の幹部が独立派指導者の「もとで働いていた経歴があり、中国がアメリカや園同盟国の影響力をそくために独立運動を支援しているという味方を示している。小原さんは「2019年前後から、ヨーロッパの中でインド太平洋地域でプレゼンスを示さないといけなくなってきた時期となりました。フランスはインド太平洋地域に実際に部隊を展開している唯一のヨーロッパの国で、フランスもニューカレドニアを失いたくないのでしょう。現在、中国とフランスの関係は経済的には良いですしと」話す。さらに今回の報道を中国がどう受け止めているかについて「ニューカレドニアへの欧米の影響力が下がることは歓迎すべき事態かと思う。ただタイミングは悪かった」と話した。ニューカレドニアの対中国依存が強まることによってフランスの影響力が低下することが懸念されている。フランスは中国の海洋進出に対抗するために日本とのパートナーシップも重視しているとされている。そこで日本は自分たちの意志を示すことが大事とのこと。そのためには言葉だけではなくて軍事演習や経済的な結びつきも関与することがで不可欠である事を示す必要がある。