自動車部品メーカー豊田鉄工が取り組む新素材の原料となるソルガムの活用を目指した連携が進んでいる。愛知県田原市の鈴木牧場ではこの春からソルガムを飼料として牛に与えている。豊田鉄工では一昨年からソルガムを試験栽培していて、同時に国内での需要を増やすために業種を超えた仕組みづくりを始めている。豊田鉄工はソルガムのセルロースファイバーを新素材の材料にし、中部電力は絞った汁を発酵させてバイオマス燃料に、搾りかすなどは飼料として使う。豊田鉄工の協力工場では量産できる技術を確立しようとしている。今後自動車部品への採用を目指す方針。