ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシア・プーチン大統領がトランプ氏の勝利を祝福した。プーチン大統領はロシア南部ソチで7日行った世界各国の有識者などとの質疑で「ロシアとの関係を修復し、ウクライナ危機の終結に貢献したいという彼の思いは少なくとも注目に値する」と述べたうえでトランプ氏との対話の用意があるとの考えを示した。トランプ政権の1期目対ロ関係は悪化したが今、ロシア政府は米国との関係強化とそれを利用して有利な条件でウクライナ紛争を終わらせる機会をうかがっている。ロシア政府は西側との関係を改善するためトランプ政権を頼みにしている。2016年にトランプ氏が大統領に就任した時、ロシア政府は大きな期待を抱いていた。彼なら不可能を可能にし米ロ関係を修繕できると考えられていた。それは実現しなかったがロシア政府関係者は望みを捨ててはいなかった。