ソニーは一度見切りをつけ生産中止にした製品を7年前に復活させた。それが犬型ロボット「アイボ」だった。2018年1月、アイボが復活した。初代の登場は1999年。ペットとして一緒に暮らせるロボットで大きな話題を呼んだ。しかし、2006年2月、収益性が低いとして製造中止となった。2015年夏、アイボを再びやりたいと社内のあちこちから声があがるのを当時の開発リーダー藤田雅博は聞いていた。藤田は経営陣に直訴し思いは通じた。当時のソニーは赤字部門の立て直しが一息ついたところだった。平井一夫社長は反対の声もあったがGOサインを出した。プロジェクトを任されたのはロボット好きの森永英一郎だった。森永は興味を盛ってくれそうな若手社員に直接声をかけメンバーを集めた。長江美佳はプレイステーションの商品企画を担当していた。長江は集まったメンバーに絵を書きながらいままでにない愛されるアイボを作りましょうと訴えた。長江は自分の考える可愛さを伝えるため次々と絵を書いた。頭脳の開発を任された森田拓磨は頭を抱えた。森田は愛情のかけ方によって行動が変化するようプログラミングした。ソフトウェアが充実していくと新たな問題が生じた。アイボの身体・ハードウェア担当の伊豆直之。要求が増すたびにハードウェア作りは加速度的に難しくなっていった。そして2018年、ついに完成した。ことしアメリカでの発売を目指してホンダと開発中の電気自動車。AIがオーナーの趣向を学習。好みの音楽や動画が流れる相棒のような存在の車を目指している。