ナチス・ドイツがポーランド南部に設置したアウシュビッツ強制収容所が旧ソ連軍によって解放されてから、27日で80年となった。午前の式典では、収容されていた人たちが銃殺された「死の壁」の前で、生存者らが花とろうそくを捧げた。また、午後の式典には、約50カ国の首脳らが出席して犠牲者を追悼した。アウシュビッツ強制収容所では、第二次世界大戦中、約110万人がガス室に送られるなどして虐殺され、うち約100万人がユダヤ人だった。生存者の1人は式典で「私たちには記憶に留めるだけでなく、憎しみはさらなる憎しみを生むだけだと警告し、教えるという重要な義務がある」と語った。