国賓としてモンゴルを公式訪問中の天皇陛下が、すべての行事を終え取材に応じられた。天皇陛下は日本時間きのう、首都ウランバートル近郊にある自然保護区「ホスタイ国立公園」を訪問された。園内の奥地に生息する最古の野生馬「タヒ」を探索された後、今回のモンゴル訪問について「モンゴルの豊かな歴史、文化、素晴らしい自然に触れることができた1週間だったのではないかと思う」と振り返られた。また、多くのモンゴル国民から温かく迎えられたことに感謝の思いを述べたほか、シベリア抑留中にモンゴルへ移送され亡くなった日本人の慰霊碑を訪れたことにも触れ、「歴史に思いを巡らせつつ、そのご苦労に思いを致した」と述べられた。