医薬品1095品目の自己負担額が10月から引き上げられる場合がある。医療機関で処方される薬には先発医薬品とジェネリック医薬品の2種類がある。負担額が上がるのは先発医薬品。今日は薬の自己負担額が増えるワケについて解説。番組では吉祥寺まなみ皮フ科を取材。4歳女児が診察を受けていた。ヒルドイドは先発医薬品で保湿用の塗り薬。医師によると医師の判断で先発医薬品を選んだ場合には値段は上がらないという。ただし、患者の希望で先発医薬品とする場合には価格は上がるという。ヒルドイドのクリームタイプは100グラムで現在は555円。10月以降は813円となる。ヒルドイドについては、保湿力があるが、それを化粧品代わりに使っているということがあると医師は指摘。医療費削減という目的もあり、美容用に使うことをやめてほしいという側面もあり値上げになったと医師は話す。厚生労働省によると、医療費は年々増加傾向にあり、2021年度は45兆円を超えた。その医療費を抑えるため安価なジェネリックの利用促進するという。ジェネリックを選んだ場合負担額は増えない。ジェネリックについて、街では効果が変わらないなら安い方を選ぶという声がある一方、同じ成分とは言われているが、効き目があるのか不安になるという声もあった。10月からの値上げを前に薬局では、質問対応などで1人1人にかかる時間は延びてくると不安の声をあげていた。