連休明けのきょう、日経平均株価は一時300円以上値上がりした。銃撃を切り抜けたトランプ前大統領。再選期待の高まりから株式市場にもその旋風が起き始めている。先週末に1000円以上下落した日経平均株価。今日は一時300円以上値上がりし、午前の終値は209円高い4万1399円となった。背景にあるのは米国大統領選で共和党の候補に正式指名されたトランプ氏が返り咲くとの観測。前日のニューヨーク市場ではトランプ氏の掲げる減税政策などが企業にとって有利になるとの見方から、ダウ平均株価がおよそ2カ月ぶりに最高値を更新。東京市場でもトランプ氏が同盟国などに軍事費の負担増加を求めるのではないかとの観測から、再選を見越した防衛関連株の上昇が目立っている。ただ米国のインフレが再燃する懸念などのデメリットはまだ織り込まれておらず、今後株式市場にどう影響するのか引き続き注視する必要がある。