約20年前にフジテレビの当時の親会社の買収問題でフジ側に協力していたSBIホールディングスの北尾吉孝会長兼社長は、価値とか指名とかいうものが日枝40年以上にわたる政権の中で消失していると批判した。フジ・メディア・ホールディングスをめぐっては、大株主の投資ファンド ダルトン・インベストメンツが北尾氏ら社外の12人を新たな取締役候補として提案しており、北尾氏はフジ側が先月発表した新たな経営陣を再検討すべきとする一方で、新社長候補のフジテレビ清水社長は支持する考えを示した。フジ側が敵対する場合、徹底的に勝負する、5%くらい買うのはわけないことと話した。会見を受けフジ・メディア・ホールディングスの金光修社長は、経営陣の構成案は最終ではないのでさらに改定していくと述べている。