関税をめぐる初めての会合のためワシントンに入った赤沢亮正経済再生担当大臣。赤沢大臣のワシントン訪問はもともとはトランプ政権側の担当者ベッセント財務長官と閣僚同士の協議をするため。ところが16日の朝、トランプ大統領が急遽自らも参加すると表明。赤沢大臣によるとホワイトハウスでベッセント財務長官やラトニック商務長官が同席のもと、トランプ大統領と50分間面会。その後、トランプ大統領は席を外し75分間協議をした。予定になかったトランプ大統領の出席。どのような協議が行われたのか。赤沢大臣は「相互関税すべて含めて遺憾であると見直しを求めた。(トランプ大統領からは)日本との協議が最優先であるとの発言があった。(協議の中で)為替については話しが出なかった」などコメント。トランプ大統領の狙いについて梶川氏は「閣僚同士の協議に大統領が出てくるのは極めて異例。焦りがあるのだと思う。中国との交渉を前に動かすためにも同盟国から交渉をまとめ中国にプレッシャーをかけたい狙い。日本国内の打撃を最小限にできる可能性がある。前例としての交渉のため厳しくなる恐れも」などコメント。