先ほどからイギリス議会下院で始まった党首討論で、人身売買の罪などで起訴され自殺したエプスタイン氏と親交があった前駐米大使の任命責任をめぐりスターマー首相への退陣圧力が一段と強まっている。事の発端は、スターマー首相が任命した前駐米大使のマンデルソン氏がエプスタイン氏に機密情報を漏らしたという疑惑が浮上したことだ。エプスタイン氏とは、少女らへの性的虐待罪などで起訴され2019年に獄中死したとされる人物。膨大な捜査資料が公開されクリントン元大統領やビル・ゲイツ氏、イギリスのチャールズ国王の弟であるアンドリュー元王子などとの交友関係が指摘されている。エプスタイン氏はプライベートジェットなどで所有していた2つの島に招き若い女性たちとのパーティーを開いていた。辞任要求に対してスターマー首相は拒否しているものの、最新の世論調査で「スターマー氏は辞任すべき」と回答した人が48%と「留任すべき」という人を大きく上回った。この数日は、身内からスターマーおろしの動きもあったがスターマー氏率いる与党労働党が今年1月に政党別支持率で3位に転落するなど党自体の人気もなくイギリス政治が混とんとした状態になりつつある。
